インフォメーション
いまだ日本の原風景が色濃く残る「長野県栄村」は、長野県の最北端に位置し人口約2000人の村で、日本の積雪量1位(1945年7m85cm)を記録したこともある日本有数の深雪地帯です。小滝米が作られている「小滝」は栄村村内に31ある集落のひとつ。日本を代表する大河千曲川(信濃川)沿いにたたずむ13戸(30数名)の美しくも小さな集落です。
2011年3月11日の東日本大地震の翌日早朝に発生した長野県北部地震により、長野県栄村小滝集落は建物の倒壊に加え7割の田んぼが壊滅的な被害を受けました。しかし住民が一丸となり、3年後にはすべての田んぼの作付けが出来るまでの奇跡的復旧を遂げました。復旧からさらなる復興を目指すにあたり、小滝集落では「美しい里山をさらに300年後まで引継ぐ」という壮大な復興ヴィジョンを掲げました。その核となるのが、300年以上伝え作り続けてきた集落自慢の「小滝米」です。
子供服の老舗「ギンザのサヱグサ」は、子どもの自然教育のためのキャンプ「SAYEGUSA GREEN MAGIC」を通じて小滝の方々と出会いました。300年続く米づくりで長野県北部地震からの復興を目指し、さらに300年先へ里山を残したいという小滝の想いを受け、「小滝米」を世界に誇れる日本の米「コタキホワイト」として再ブランディング。株式会社サヱグサ&グリーン、およびブランド「Kotaki Rice & Future」を立ち上げ、2015年にお米の販売を本格的にスタートしました。サヱグサは、小滝の復興の一助となるべくお手伝いをしています。優れた米の産地であり、未来に繋ぐべき日本の原風景が残る里山「小滝」の復興・継承にご協力ください。
出会いから数年が経ち、「コタキホワイト」を通じて小滝集落の方々との絆も深まりました。サヱグサは、お米作りツアーや子どもの自然体験プログラムを開催するなどの活動で地方と都会をつなぎ、交流の活性化にも貢献しています。2016年9月末に開催した小滝米稲刈りツアーでは、「合わせて総勢52名が東京・神奈川・大阪から大集結しました。地元の方とふれあいながら里山の暮らしや知恵を教わり、「里山を次の300年に繋ぐ」想いを共有することが出来た素晴らしい体験となりました。