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大正三年、京都で料理修行を積んだ清水久蔵(しみずきゅうぞう)氏が高級鮮魚商「魚久商店」を開業。
目利きの確かさで料亭などに卸されていたのが始まりです。
鮮魚商の傍ら仕出し料理も出し、店を大きく発展させた魚久二代目となる廣田年尾氏は、昭和十五年に「江戸風割烹魚久」を開店させました。
鮮魚中心の会席料理は引きも切らないお客を招き、特に粕床の味にこだわって漬け込んだ粕漬けが味にうるさい米の仲買商の間で評判となりました。
その後、満を持して昭和四十年、当時では珍しい粕漬け専門店「京粕漬魚久」の暖簾を挙げ、京粕漬魚久の主義を「旬を生かし、味を守る」と定めました。
これは旬魚の見極めから包丁の入れ方、粕床、 漬けまで終始一貫して職人の手技を味に生かし、日本料理の技を受け継ぐという代々の想いが込められています。
その後続々と店舗をオープンし、多くの方から愛される名店として、特別な存在となりました。
ぎんだら:魚久の看板商品
白身で脂も良く乗り、酒粕との相性抜群で魚久の代名詞ともいえる商品です。
口の中でとろけていくかのような柔らかさ、ご飯にも酒の肴にもよく合います。
銀鮭:魚久二番人気商品です
身がやわらかく、ほどよい脂のりの銀鮭。酒粕の風味が鮭の旨みを一層引き立てます。
めかじき:脂の多い中トロ以上の部分を漬け上げました。
骨がほとんど無く、お子様からご年配の方まで
安心してお召し上がり頂けます。
さわら:脂がのった本鰆を、特製の味噌粕床で漬け込みました。口当たりがよく上品な旨味が特徴の一品です。
かれい:脂のりがとても良くやわらかい「からすかれい」を白味噌に酒粕をブレンドし漬けあげました。
旬を生かし、味を守る
酒を絞った後の酒粕に魚や野菜を漬ける粕漬けは、古くから日本人に親しまれてきました。
大正三年創業の魚久は、その伝統の味を代々引き継ぎ、熟練の技で守り続けています。
また、「旬を生かし、味を守る」を銘に粕漬けと日本料理の食文化を伝えるため
国内外の漁場から季節毎に最も美味しい魚を選び、一つ一つ心を込めて作り上げています。
ご家庭の食卓でのひとときや、大切な方、大切な時の贈り物に
ぜひご利用ください。