大正浪漫硝子のあぶり出し技法
1.吹き棹に溶けた透明なガラスを少量巻き取り、その上にオパールガラスを巻き付けベースを作ります。
2.そのベースを凸凹のある模様の金型に吹き込んで、凸凹のある硝子のタネを作ります。この時にうっすらと模様が浮き上がってきます。
3.模様の凸凹のついた硝子を高温の窯の中に入れ、冷めて硬くなってきたガラスを、熱によって再び柔らかい状態にします。だんだんと柄がオパール色に浮き出てきました。
4.柔らかくなったガラスをグラス型の金型にまわしながら吹き込みます。凸凹のあったガラスの表面が型になじみ、表面はつるつるになります。またその時、型にガラスが触れた温度差により(急冷)、更にオパールが発色し、絵柄が浮かびあがります。
5.ガラスの不必要な部分を切り落とし、切り口をバーナーであぶって滑らかにし、2 時間程度除冷をして完成です。まさに熟練の技術と、芸術性の高い手作りガラスの一品、歴史の中から生まれた工芸作品です。
インフォメーション
モノと出会うためには、時間や距離が障壁になることがあります。
これまでも、たくさんの「ほしいが見つかる」を探してきたANAが、
その障壁を飛び越え、世界中から選りすぐりの商品を、
食品から雑貨・バッグまで幅広く見つけてきました。
ANA FINDS(エーエヌエー ファインズ)は、
新たな商品の開拓に加え、素材、食材、機能、製法を吟味し、
活かす人達や地域を繋ぎ、オリジナル商品開発を行っていきます。
世界にはまだまだ知られていない「いいモノ」がたくさんあります。その地域だけで丹精込めて作られた一品。伝統の技術と現代のアディアがうまく調和した仕事の数々。ANAのネットワークが有する「目利き」が、まだ見ぬ世界の「いいモノ」を探してきました。それらを「みつける喜び」、そして、そこから生まれる「モノと過ごす素晴らしい時間」で、日々の生活を、潤いと豊かさで満たしましょう。
ANA FINDSは、見つけた「いいモノ」たちに、旅での発見や体験を纏わせ、以下の指針をもって、皆様のお手元へお届けします。
地域を大切に:各地域で培われてきた技術や産業のDNAを大切に。
用の美:使われてこその機能的な美しさを有するもの。
唯一無二:オリジナリティあふれる、カラーやフォルム。