セット内容
1871年からワインづくりをしているサルティラーノ一家が営む、サン・シルヴェストロ。伝統的な大樽熟成で所有する村それぞれのテロワールの特性を活かしたワインづくりを行っています。銘醸産地ながらも、非常にリーズナブルなワインは高い人気を得ています。
その中でも、このバルバレスコは熟したイチゴの甘い香りが特徴です。ミネラル、ホワイトペッパーのアクセントがあり、松脂のようなニュアンスも感じられます。タンニンがしっかりとあり、バニラや杉のようなフレーバーをもつこのワインは、長い余韻を楽しむことができます。
1903年設立のディオメーデは、地元の人に愛されていましたが、幼馴染の2人の現オーナー達が1988年にワイナリーを引き継いでからは、「この土地のテロワールが表現された、さらに高品質なワインを造ること」を信念とし、畑の修復・改善に加え、最先端の施設と技術を導入して造られています。
そうした彼らのワインは、品質向上の一途をたどり、今やイタリアのワイン業界でも大きな話題となっています。
その中でもこのアリアニコは、ブドウの凝縮感が高く、完熟したプルーンの香りやブラックベリー等の果実の香りに、たばこの葉やハーブのニュアンスがあります。果実味にタンニンが綺麗に溶け込んでいる赤ワインです。
グラーティは5世代続くワイナリーで、キアンティ・ルフィナで最大規模の生産者です。古くから良心的な価格で品質の高いワインを造り続け、多くのお客様から支持されてきました。長いワイン造りの歴史の中で、ルフィナ地区に広大なブドウ畑を所有してきたことで、安定して品質の高いワインを造ることが出来ます。全て家族で経営している、温かさと愛情に溢れたイタリアの歴史ある古き良き造り手です。
そんな彼らが生み出すサンジョヴェーゼ種を主体に造られるキアンティは、イタリアの代表的な赤ワインです。果実味や酸味に富み、渋みも程良く、滑らかな舌触りが大人気です。
プーリア州に昔から侯爵家として門を構え、ワイン造りにおいては500年以上の歴史を持つゼッカ家。この地ならではの土着品種の個性を最大限に活かし広大な自社畑で出来た高品質なブドウは、プーリアでもトップ・クラスと評されるワインを生み出し、多くのファンを魅了しています。イタリアを代表するワイン評価紙ガンベロ・ロッソ誌でトレ・ビッキエーリを10回獲得したスターワイナリーはプーリア州で6ワイナリーのみですが、コンティ・ゼッカはそのパイオニアです。
そんなコンティ・ゼッカが最も得意とする3つの黒ブドウ品種を見事にブレンドして造られた自信作。様々な赤黒果実の香りが豊かに広がるジューシーなワインです。
1962年、19人の地元ブドウ栽培農家が協同組合サン・マルツァーノを設立。以来地ブドウを中心に栽培していましたが、2000年頃から自社元詰めワインの生産を開始し、南イタリアならではの新鮮な果実味を活かしたモダンテイストが認められ世界的に人気を博すようになりました。
サン・マルツァーノでは「プーリアの土地の風土で育てられた完熟ブドウで、新鮮な果実味をしっかりと表現すること」を哲学としています。
彼らの造るネグロアマーロは、芳醇で野性味を帯びたベリー系のアロマにタイムのニュアンスを持ちます。柔らかい果実味と、スパイシーな余韻が広がる飲み心地のよい赤ワインです。
プーリアの生産者サンマルツァーノが、アブルッツォ州に進出して造る野心作。深い赤紫の色調で、熟れた黒いベリー系果実のニュアンスや青いインクのようなヒントがあります。濃淳でコクがありますが、タンニンは滑らかでマイルドな味わいです。
「トッレヴェント」は1989年に創立され、現オーナーであるフランチェスコ・リアントニオ氏が、トッレヴェントと呼ばれる場所にあった修道院跡を改装し、ワイナリーとして活動を始めました。ワイナリーの記録によると現在の畑は1700年代にはすでに存在していたとあります。現在ではプーリア州において最も評価の高いワイナリーのひとつとして注目を集める生産者に成長しています。
ラベルの色はイタリア国旗の白色「正義・平和」を、イラストはプーリア州の代表的なお城を表しています。豊かな香りと濃厚な果実味が楽しめる赤ワインです。
2001年開業の新進気鋭のワイナリー。オレンジ(アランチャ)の果実園を購入し、ブドウ畑にそれを転換しワインを造っています。シチリアの絶好の気候に育まれ生まれる地品種のワインは果実味に溢れ、タンニンは甘く悦楽的なワインに仕上がっています。
インフォメーション
某百貨店からワイン輸入会社へ華麗に転身。イタリアの食と文化にハマりつつ、イタリア、フランスから、チリ、アルゼンチンまで旨いワインを求めて飛び回る。座右の銘は「百聞は一飲に如かず」。コミック『神の雫』の本間長介のモデルであり、著書に『本間チョースケが独断と偏見で選ぶイタリア旨安ワイン203連発!』がある。