セット内容
世界的に有名な「黒ワイン」。フランス、南西地方のフルボディタイプ。概観の黒みを帯びた色合いから黒ワインと呼ばれています。プラム、スミレ、ラズベリー、黒すぐりのような熟した果実の香りと凝縮感のある果実味のなかに、綺麗な酸味が感じられます。なめらかなタンニンが程よく感じられ、コストパフォーマンスに優れた味わいです。
カオール市の南西に位置するトレプー、ラシエル村にある家族経営ドメーヌ。2006年より現当主ファビアン ジューヴ(5代目)が引き継ぎ、ドメーヌを興しました。素晴らしく多様性のあるマルベック品種の中でも「繊細さ」を活かすことを信条にエレガントで果実味が前面に出てくるスタイルのワイン造りを行っています。チェリー、カシスなどのフレッシュな赤黒系果実や複雑なスパイスのアロマ、リコリスのニュアンス。桑の実のような少し酸を連想させる実味とタンニンが絶妙に調和しており、優しい口当たりのワインです。
フランス南西部に流れるロット河の下流、カオール市から15kmに位置する18世紀様式のシャトー。1974年にデンマーク王室のマルグレーテ女王陛下とヘンリク王配殿下が購入し、デンマーク王家の所有となりました。ヘンリク王配殿下は忍耐強くシャトーを改良、開拓し、見事なブドウ畑へと作りあげました。21haもの自社畑は植え替えられ、ロット川へと続く南向きの最適な立地で、ブドウの栽培を行っています。現在は次世代のフレデリック皇太子が任務を受け継いでいます。熟した梅を思わせる特有の果実香が漂い、味わいは滑らか。樽香がよく感じられ、タンニンはシルキー。綺麗に造られたクラシカルなスタイルの王道カオールです。
家族経営の小さなワイナリーだった「ドメーヌ・フルニエ」は、カオールの個性を残した新しいテイストのワイン造りを目指し、“マルベックの天才”として世界的に評価の高いパスカル・フェラージュ氏を醸造家に迎え入れました。アペラシオンに認められているメルローやタナを使わずにマルベックだけで造ったワインですが、その滑らかさでカオールのイメージを一新。現在、南西地方で最も勢いのある生産者として注目度No.1のドメーヌです。シャトー・オー・モンプレジールが造る上級キュヴェは、リッチで力強い完熟した黒い果実味、何層にも重なる厚みのあるタンニンとストラクチャーが魅力的です。
インフォメーション
学生時代のフランス留学でワインに出会い、ソムリエを目指す。都内の星付きフレンチ、ラグジュアリーホテルで経験を積み、2017年にANAインターコンチネンタルホテル東京のシェフソムリエ就任。
(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ・エクセレンス