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熟成させるとお肉はどうなるのか?
基本的に熟成させる目的は大きく分けて2つです。
■お肉が持つ酵素の力で旨みを増加させる
■お肉が持つ酵素の力で柔らかくする
「テンダネス(やわらかさ)」=肉が持つ自己消化酵素の力で、スジのような筋膜自体の組織は弱まり、肉が柔らかくなるという効果を生み出します。加熱したときに起こるタンパク質の凝固=お肉の硬さをやわらげます。
「フレーバー(特有の芳醇な風味)」=低い温度下で活動・繁殖する熟成に適した無毒のカビ(好冷菌)を付着させることで、 カビが持つ酵素が脂質を分解し、ナッティーフレーバーと呼ばれる甘いナッツのような芳醇な香気をまといます。
「テイスティ(旨み)」=たんぱく質の分解と余分な水分(自由水)をゆっくりと飛ばすことで、水っぽさを解消し、より旨みが凝縮されたお肉へと変化します。
「ジューシー(本来の水分)」=エイジングシートを使用した熟成では、旨みを湛えた結着水は最大限残ります。加熱後もジューシーなステーキを味わうことができます。
お肉の解凍は、召し上がる6時間前を目安に冷蔵庫内にて行ってください。
熟成肉の焼き方リーフレット付き。