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シーボーン昭徳で取扱う魚はすべて国産です。主に、佐賀県・長崎県・福岡県で旬の時期に水揚げされた魚を買い付けています。
シーボーン昭徳の基本理念は「原料第一主義」。前浜の買い付け担当・玄人は、セリ前に何尾も開いて鮮度・脂ののり、身質・身色・餌の残し具合などを入念におこなって、納得のいくロットだけを買い付けていきます。また、魚は年毎だけでなく、漁場毎、漁獲船毎、日毎でもサイズや質に変化が見られることから、旬の時期になると社内試食会を連日のようにおこなって、旬の期間中でもわずか2週間あるかないかの「旬の中の旬」を探り“きたッ!”と判断した時点から年間使用分の原料を一気に買い付けます。
前浜で買い付けた魚は、鮮度が落ちないうちに直ちにマイナス40℃の冷風を吹き付け、魚の芯まで一気に急速凍結(エアブラスト式)を行います。急速冷凍後は保管時の冷凍乾燥を防止するためにグレース作業(魚の表面に氷膜をつける)を2回行い、自社のマイナス25℃と唐津では唯一の超低温庫・マイナス60℃で保管し、鮮度と旨みをしっかり閉じ込めます。原料保管の際は漁獲日・漁獲水域・漁獲船・魚種・サイズを記入しロット毎にしっかりと管理しておりますので、トレイサビリティ対策も万全です。
「玄人」。ふつう、自らをそう呼ぶ事はないでしょう。けれど、臆せず玄人と言えるのは、私たちのルーツが「伝説の十字船団」にあり、長きに渡り、海と共に生きてきた先人達の経験と技、そして魚を見る眼と舌を受け継いできたからです。
人々が寝静まろうとする時刻から漁をする昭徳丸船団の漁師たち。買付け担当である陸の目利き・玄人は夜も明けきれぬ前から前浜に足を運びます。魚1尾1尾の状態を見ながら加工する工場スタッフ、その日の天候を見ながら干し時間を決める天日干し職人、笑顔と真心をもって接客をするオペレーター。それぞれの部署でそれぞれの担当者が自分たちのプライドをかけて納得のいく仕事をする。すべての工程で情熱をかけ、時間をかけ、惜しむことなく自らの知識や技術を投じる玄人たちがいるからこそ、私たちは魚のプロ、玄人集団なのです。
グリルや魚焼き網で身側から焼いてください。身側から焼くことによって、身は柔らかく皮はぱりっとなります。また、フライパンでも調理ができます。その際も身側から焼いてください。