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マトロの歴史は1914年、ジョセフ・マトロ氏が妻マーガレットの家が所有していたムルソーの畑でワイン造りをスタート。2代目のピエール氏が少しずつ畑を買い足しワイナリーの設備を整備。そして1983年からは、彼の息子で現在の3代目ティエリー氏が、ボーヌで醸造学を学びマコンなどで修業を積んだ後ワイナリーへ参加。フランス国内のレストラン関係者の間で高い評価を得ています。マランジュは、コート・ド・ボーヌ最南端に位置する村。知名度が低いアペラシオンですが、マトロはマランジュのポテンシャルに魅かれ、2012年に畑を購入しました。南東向きの丘陵の粘土石灰質土壌で育った、平均樹齢30年のピノ・ノワールを使用。 醸造では100%除梗したブドウを、3〜6日間10℃の低温でマセラシオン(醸し)を行い、発酵は12〜18日間かけて行い、1日に2回ピジャージュを実施。その後、澱と共に新樽率約10%の木樽で15ヵ月間、ステンレスタンクで3ヵ月間熟成します。造られるワインは、程よいタンニンと活き活きとしたピノ・ノワールらしい果実味に溢れています。