音もなくふりそそぐ時間日本の版画技法である木版画によって制作された、様々なサイズの作品群です。この作品群は、鳥の渡りをテーマにしており、形と色の組み合わせを通じて詩的で感覚的な軽さが表現されていることを特徴としています。渡り鳥がより温暖な条件を求めて国から国へと旅をするイメージは、現在海外に移住し制作する作家自身の精神的な状況を反映しており、自由と移動の概念と、旅や移動がもたらす予期せぬ出来事への意識を連想させます。作家:飛鋪亜紗子静岡県浜松市に生まれ、2004年に女子美術大学美術学科洋画専攻を卒業後、イタリアに渡り、2005年からボローニャ国立美術学院に入学。2010年に卒業し、同年にイタリア政府奨学金を受け同学院の修士コースに登録、2015年に修了。現在は、ミラノを中心にイタリア各地で美術家として木版と布を使った作品を制作と展示をする。また木版画教室の講師として活動する。モンツァ在住。●ANA ART TRANSIT 旅・地域をキーワードに社会とアートを繋ぐANAグループが取り組むアートプロジェクト。国内外で開催される展覧会情報や今をときめくアーティストたちを幅広く紹介しています。本作品と作家の詳細は こちら>>>